likesthought’s diary

日記です。

それでも

 

 
それでも。
 
 
 
 
わたしは、書くことがすきだ、きっと。
 
 
喋るのは、にがて。
 
 
 
今も、今日も、言葉にしたかったこと、言葉にしきれなかったこと、
 
そんな形のないものたちが、胸の中でうずうずとしている。
 
 
そんなとき、対処方法はきっと人それぞれ、状況にもよるかと思う。
 
 
 
わたしは、大抵、ピアノを弾いていた。ピアノのそばにいることが、好きだった。
 
いや、たぶん、好きという感情ではなかった。
 
ただ、そこにいるということ、それが自然なことだった。
 
もやもやした感情をピアノを弾いて解消していた。
 
自分のその時の想いを即興で弾いたり。
 
 
そして、気分の良い時は、ひたすら歌っていた。
 
歌わずにはいられなかった。
 
 
そのくらい、わたしにとって、音楽が、自分の一部になっていた。
 
音楽を通して、自分の感情を表現するしか、方法をしらなかったとさえ思う。
 
 
 
今は、、
 
 
とてもいろんなことにトラウマがある。
 
 
 
そのうちのひとつ。
 
 
とても大切な心の支えだったピアノ。
 
急にいなくなった。
 
 
もう二度と会えない。
 
この世にたったひとつのピアノだった。
 
 
 
今はあまりピアノを弾かない。
 
といっても、時々は弾いている。
 
 
悲しいとき、つらいとき、いつもピアノと一緒だったから。
 
たったひとつのピアノがいなくなっても、また一年後には、ピアノを弾いていた。
 
 
 
だから、、だから、、
 
 
わたしはピアノを弾くと悲しくなるのかもしれない。
 
 
 
 
今日、はじめて、そう思う。
 
 
今日、言葉に起こさなければわからなかったこと。